●めっき工程管理システムの説明

今回作成したアプリは、めっき加工業者様のめっき作業の
各工程での入力作業をタブレット上で行えるようにするものです。
既存の紙の作業票を使ったものと比較しても、入力をより簡単に、
また事務系システムと連携し、現在の作業の進捗状況等が現行より
「可視化」できるように製作しています。
データベースはSqlServerを使用し、タブレットはAndroidを採用して、
サーバー側の処理はPHPで構築しています。

販売価格は 320万 を予定しています。

システムの構成を図にしました


上記の「作業現場」の工程は、各々次のような工程となります。


上記の各工程での入力作業を、タブレット上で行えるようにしたものが
次に説明するアプリです。

まず最初は、めっき加工を依頼した業者様の一覧が表示されます。

  

「ロット組み」ボタンをタッチすると、次の画面に遷移し、この画面で
ロット組みを行います。
ここで、①が、依頼業者様から受け入れた時の品名および数量
②が、ロット組み(めっき加工のしやすい単位)後の品名および数量と
なります。
(実際は、①に対し、②が複数となるケースが多いです。)

  

「ロット組み」後に、元の画面に戻ると次のように表示されます。
赤の点線枠内のように、ロット組み後は、背景色が薄ムラサキから、黄色に
変化します。
また、「脱脂」から「仕上」までのめっき工程、および「出荷」のボタンが
有効に(タッチできるように)なります。

  

もう一方の依頼業者様(△△△エンジニアリング)のロット組みも
行った状態が次の画面です。

  

この後、「脱脂」から「仕上」までの工程の入力画面がありますが、
『加工業者様の社外秘となる項目』も含まれますので、お見せできません。
(説明を省略します。)

・・・

「仕上」工程まで完了し、「出荷」を行う場合は、
出荷前に事務所での入力(完了入力)が必要ですが、それが行われていない
場合は、次のように

  "事務所で「完了入力」が行われていません。"

と表示され、入力ができないようにしています。
これにより、出荷前に「完了入力」が必ず行われるようにし、
その後の事務処理上での問題が起きないようにしています。

  

事務所での「完了入力」が終わると、次のように表示が変わり、
出荷入力が出来るようになります。

  

出荷がすべて完了すると、赤の点線枠内のように「完了日」が表示され、
」マークが表示されます。